2009年11月18日 (水)

次郎柿

 食欲・果物の秋もすでに終わろうとしているがここでに関わる話題を。柿、イチジク、ザクロ、ナツメなどの木は在所の庭にあって、その時期が来れば勝手にとって食べたものだ。買って食べるということはなかった果物。

 一昨年畑に植えたイチジクは今年百個以上の収穫となり、ヒヨと競争して食べた。畑に義父が植えた古い柿の木があるが、昨年めったやたらに剪定したこともあって今年は数個の収穫があったのみ。

 次郎柿は甘柿の一種で静岡県西部から愛知県東部にかけて生産されている。隣町の森町に原木がある。甘みが強く大粒で立派な柿だ。

 浜北区の大平(おいだいら)は地域いっぱいに柿畑が広がる。Dsc03143 Dsc03144 そこへ「柿狩」に出かけた。里山の頂上に立って、もいだばかりの柿をむいて食べる。下は全部柿畑だ。栃木時代の友人や子供たちに送る。

  里山の 頂に立つ なべて柿

2009年11月 3日 (火)

浜松のイベント2題

 秋本番であちこちでイベントが開かれている。近くで開かれている二つのイベントに参加。

 その1 浜名湖立体花博・浜松モザイカルチャー世界博2009。舘山寺のフラワーパークを一日ゆっくり歩く。小さな植物を植え込んだ立体物が展示されていて何が植え込まれているのかを見るのも楽しい。多肉植物がたくさん使われている「メキシコの風」をじっくり鑑賞。学校法人中野学園の「赤富士」もよかった。Dsc03129 Dsc03133 Dsc03131    

 その2 3日に開かれた天竜産業観光まつり。二俣のクローバー通りに100近い団体が出店していた。JA遠州中央農協の婦人部展示として「さつき料理グループ」の末席に加えていただき、前日サツマイモ料理を作って展示にちょっとだけ参加したのです。Dsc03145 Dsc03146

 二俣城址には「一夜城」が出現。チェンソーで作られた信康像も飾られ、普段は石垣のみの城址が少し変わった雰囲気。Dsc03152 Dsc03149                  

 これから北遠の天竜区内では秋のイベントが目白押し。佐久間、龍山、水窪、春野、たつ川・・・。一応これまでにすべて参加したことがあるのだが、いい天気に誘われてふらふらと出かけることになるかな?                                         

2009年9月13日 (日)

一ヶ月遅れの鹿島の花火

 8月第一土曜に毎年開催されてきた鹿島の花火、今年は雨による天竜川増水のため、1ヵ月遅れの9月5日に行われた。

 名古屋や栃木に住んでいたときは、この花火大会にあわせて帰省し、近所の親戚も集まって賑やかに花火を楽しんできた。遠州に来てからは東京に住む子どもたちが集まり、庭でバーベキューをしながら見るのが恒例だったのだが・・。1ヵ月遅れとなり子どもたちも都合が付かず・・・で、風さんとつれ合いと犬で花火を見ることとなった。風さんは家の中から。Dsc03002 Dsc03029 Dsc03014 Dsc03039 Dsc03044 Dsc02999 Dsc03047

 それでも一応「宴会」の用意、今年の目玉はつましくも「茗荷寿司」、寿司飯に酢と砂糖・酒で味付けをした茗荷をのせて握る。さっぱりとしてなかなかおいしい。

風さんの一句を貼ってみる。「子ら寄せて」は「子ら寄りて」にするのがいい、というのが風さんの言い分。なるほど風さんの時代は「寄りて」だが、私たちの時代は「子どもよ来い来い」と親の希望として寄せている、とも言える。今年はそれも叶わなかったが、まあ、しみじみとしたわが家の花火大会となった。もちろん花火自体はとても華やか。

2009年8月17日 (月)

来竜の客をもてなすには・・

 ここ3年間天竜に移り住んで、年に数回、栃木県や名古屋から客を迎えている。懐かしい方々が遠路はるばる来てくださるのだから、何か心に残る「おもてなし」をしたいと思い宿泊や見学の場所をあれこれ考えてみる。

 宿泊場所として一番多いのは舘山寺、大草山のかんざんじ荘や新装なったウエルシーズン、開華亭や鞠水亭に泊まる。浜松市内のホテルオークラやコンコルドに宿泊もした。つい最近はわが家が宿泊場所となった。4人程度なら宿泊可能、ゆっくりおしゃべりも出来これが一番かなー、等と思ってみる。「浜松の別荘」(と言うにはちと恥ずかしいが・・)と思って来てくだされば畑でとれた野菜中心の食事も提供できる。

 食事は、浜松といえば鰻、ということで納涼亭や八百徳、清水屋が多い

 見学コース  浜名湖遊覧・舘山寺・ウナギパイファクトリー等

          天竜船下り・二俣城・田代家・わが家

          秋野不矩美術館・内山真龍記念館・わが家

          浜松城・家康史跡めぐり・賀茂真淵記念館・わが家

 必要に迫られ、当地の歴史についても少し勉強してみる。浜松は賀茂真淵誕生の地、国学に興味があれば記念館や懸居神社、賀茂神社のルートも良い。先週はそんなルートを訪ねた。Dsc02987 Dsc02990 Dsc02988

 写真は懸居神社にある「懸居翁霊社の碑」(水野忠邦書)、賀茂真淵像、そして私個人の関心からの句碑「沈黙は金なり金木犀の金 朗人」。なぜにここに建てられたのか誰かに聞いてみなくては。

2009年7月27日 (月)

細江神社祇園祭・・ご神体の湖上渡御

 夏祭りが各地で行われている。当地二俣町も8月に入ると、1日の「鹿島花火」を始め土日にはどこかで祭りが行われる。昨年はこれらほぼすべてを「見に行った」。本当はこうした祭りに「参加」したいのだが、歳がいっての移住で無理。

 今年は少し足を伸ばして近隣の地域の祭りへ。浜松市北区細江町の細江神社の祭りに行く。細江神社のご神体は、約五百年前の大地震で浜名湖入口からここに流れ着いた、という言い伝えがあり、ご神体を船に乗せ都田川を下ることが行われている。

 提灯を付けた出引き屋台の引き回し、笛や太鼓のお囃子、法被姿の子どもたち・・この雰囲気は大好きなのだが、私の人生にはついぞ縁がなかったなー。Dsc02919 Dsc02929 季語を欠くが一句

  湖上渡御 見送る巫女の 初々しDsc02959   

 

 最後の写真は本文に関係ないが、「初々し」の言葉に連想された、一昨日の娘の写真、おまけです。

2009年7月17日 (金)

遠州大念仏に出会う

 当地のお盆は多く7月13~15日に行われる。遠州に住んで3年余り、この盆の行事で驚いたことがある。一つは初盆に葬儀並みに多くの人がお参りに行くということ、もう一つは遠州大念仏。

 13日迎え火をし夕食後くつろいでいたところ、笛と鉦の音がする。「おっ、大念仏をやってるぞ」というつれ合いの言葉に、すぐ「見てくる」と音を頼りに出かけた。百㍍ほど離れたお家が初盆とのことで遠州大念仏が演じられていた。Dsc02903 Dsc02906

 これは遠州地方の郷土芸能で、通説では徳川家康が敗れた三方原合戦に由来すると言われている。

 太鼓を中心に双盤(二個の鉦を並べて布を細かく切って束ねた撞木で打つ)を置き音頭取り併せて念仏を唱和し、太鼓を踊るようにして打ち鳴らす。江戸時代には約280の村で行われていたが現在は、東区・浜北区を中心に約70の団体が保存会として活動している。

 初盆を迎えた家族がお家の中でじっと大念仏を見つめる。遺影を抱く少女が小さく体をふってリズムを取っているのがとても印象的だった

  大念仏 遺影抱く子の 灯に涼し

2009年4月 6日 (月)

天竜の水音

  各地から桜だよりが届く。忙しかった頃は「桜なんてどこで見ても同じだよ」と「ほざいて」いたのだが、ゆとりが出来て立ち止まって桜を見ていると「違う思い」が湧いてくる。

 そんなことを考えていたら、今日朝日俳壇の紙面で、黒田杏子さんの「桜に守られて四十年」という文に出会った。「日本列島桜花巡礼」で俳句の道へ、最後の一行「年を重ねていくのも面白い」に、勿論レベルは違うが大いに共感した。

 遠出は適わぬ身なので、ここ天竜の桜を見る。散歩コースの「御馬が池」、桜の囲む沼に、サギが白くなり黒くなりして舞っている。上から見下ろすことが出来る。船明や佐久間の桜は見上げる桜。そして鳥羽山城から二俣城にかけての桜、いいところが沢山ある。

 二俣城Dsc02705の天守台に立つ。眼下に天竜川。石垣に沿って半分散った山桜と満開のソメイヨシノが並んで咲いている。天竜川の川音が聞こえる。

 天竜の 音聴く花の天守台

2009年2月17日 (火)

歯朶(しだ)を見て

 遠州にDsc02487落ち着いて、Dsc02483地元の由緒ある地や歴史などに興味を持つようになった。車で通過する途中にふと気付いて立ち寄ったのが、浜北区尾野の今刀比羅神社・高根神社。

 今刀比羅神社は、江戸末から明治初期にかけて建てられ、本殿や神楽殿など多くの神社建築がまとまって残っている。  そこから数分登ると高根神社がある。拝殿からは浜北や浜松中心部を一望できる。古墳や巨石が多くある。

  さてDsc02486その参道に生えていた歯朶がとてもきれいだった。この写真は新年の季語ともなっている「裏白」。なだらかな参道にゆったりと垂れ揺れている。春に山中で群生する若葉を見たことがある。「歯朶萌ゆ」は春の季語。俳句をかじり始めたせいか、こうした植物に目がいくようになった。というより「歳」のせいかな。

   歯朶萌えて 癒えし夫行く 女坂

2008年11月16日 (日)

山の幸堪能・・・竜川物産展

 当地から車で北へ20分、竜川で物産展が開かれるとのことで出かけた。雨が時折降るあいにくの天気だったが、現地の皆さんの活気ある店が並んでいて、興味津々見て回った。Dsc02223_2 写真は会場の横山小学校グランドを高台の八幡神社から撮ったところ。 最初に「ズガニ汁」Dsc02220_2をいただく。「ズガニ」とは足に毛ある蟹Dsc02217_2で「モクズガニ」のこと。これをダシにした味噌汁でとてもおいしい。Dsc02215_2一鍋90杯がすぐに売り切れ!       

 次に手作りの「あんもう」。これはあん餅のことでこの地方の方言。柚のおまけ付き。

 手作りの 「あんもう」お負け 柚ひとつDsc02222_2

あんもうに 柚のお負けや 山の市・・・ Dsc02226_2 のほうがいいかな?

 その他、鮎の塩焼き、串いも(里芋を串に刺して山椒味噌をつけてやいたもの)、自然薯のトロロ蕎麦など山の味を満喫。毎日が日曜のような生活だからこういうのもヘンだが、日曜は日曜、おいしく楽しい日曜日。風さんの昼食もお土産の鮎と串いも。

 

                  

2008年11月10日 (月)

イノシシを使いとする摩利支天

 我が二俣町に金光明山光明護国禅寺(「光明山」と略して言う)がある。10月末、大祭があるとのことで出かけた。境内には「四季桜」があり白いかわいい花を付けている。Dsc02026 十数分登ると奥の院に着く。眺望が開け二俣の町や天竜川がよく見える。Dsc02036 そこで、一対のイノシシの像に出会った。Dsc02028

 光明山奥の院は摩利支天を祭る。摩利支天はイノシシに乗って素早く移動し姿が小さく実体が見えない。傷つきにくいことから我が国でも戦場の護神として武士の信仰を集めた。そのルーツは陽炎(かげろう)を神格化した古代インドの女神に由来する。様々な形があり、七頭のイノシシの背に座る場合もあれば、一頭のイノシシにまたがったり、三面六臂で表れたりする。イノシシの献主は碑文に寄れば、名古屋の加藤氏、大正8年のこと。

 境内にある句碑には、昭和14年4月に種田山頭火がここに来て、イノシシの像を珍しがった記述がある。私は亥年なので一層の親近感が湧く。我が町にも歴史ある楽しい場所が多い。

    猪の像と 秋の天竜 見下ろせり

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