富安風生の句碑
地元の老人憩いの家「やまゆり」の玄関脇に富安風生の句碑がある。ここは高齢者クラブはつらつ教室があるところで、週1回、私の仕事場ともなる。
この間、この句碑の内容について聞かれたので、わが家にある文献を調べてメモを作ってみた。
碑には、「生くること やうやくたのし 老の春 風生」とある。風生80歳(昭和39年)の作、同文の碑が新潟県や千葉県にもあり代表句の一つといえよう。また、高齢者対象の施設に適した句だと思う。
風生は1885年に生まれ若いときから俳句に親しみ、1979年94歳で逝去するまで俳句の世界に生きた人。妻を阿多古の大富部家から迎えていることもあり、天竜に関係深い人物でもある。建立者は二俣町の歯科医鈴木幸平氏。除幕は昭和51年9月9日と92歳の風生の年譜にある。
風生の句碑は、1992年の調査段階では全国に73あり、愛媛に15基、山梨・千葉に12基、4番目が静岡県の9基である。その内の6基は天竜区内にある。
昭和57年、三ヶ日町都筑に「藺を干してこの村にわが身寄あり」という句碑が建てられた。見寄とは風生の姉である「もと」のことで、わが家の風さんの母に当たる。ふわーと風のように来るから「風さん」と名付けたが、風生の風とも言えるなー、などと思ってみる。![]()







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